理事長からのメッセージ

全共宮城大会大成功、本県農業の飛躍へ

 
 「第11回全国和牛能力共進会宮城大会」が9月7日から盛大に開催されました。和牛のオリンピックにふさわしい、和牛の世界最高峰を競う大会でした。初日の復興特別区の高校の部では本県代表の柴田農林高校が優秀3席(14校中4位)の好成績を納め、これを皮切りに、2区(若雌)で登米市の小野寺さんが日本一となる等、9区中8区で入賞し団体4位と躍進しました。
 本当におめでとうございました。また、全国から支援をいただいた東日本大震災からの復興を見ていただき、感謝を申し上げる大会でもありました。来場していただきました多くの皆様、全国の皆様への感謝の気持ちを新たにし、さらに多くのものを得た大会でした。これを財産に本県畜産はもちろん、農業全体の一層の振興・飛躍を期待するものです。
 8月末、国の農業競争力強化プログラムに基づく政策が並ぶ平成30年度の農林水産省の概算要求がなされました。
 米の生産費を補償する直接支払の廃止、経営全体のセーフティネットとしての収入保険制度の創設、国の配分なき米の生産調整のスタート、農地中間管理事業への整合性を増した土地改良事業等、生産の中心となる担い手経営体への重点化が進む一方、平地とはちがった農業・農村づくりを中山間地枠で支援する中山間地農業ルネッサンス等についても拡充要求をしています。 
 今後、予算成立までの曲折はあろうかと思いますが、各種施策を活用して個々の経営、地域農業に役立てていくことはいつの時代にも大切です。指導機関、団体の皆様はもちろん、経営者の皆様もこうした施策を研究し、うまく活用していってほしいと考えます。 
 その上で、行政は、政策が流動することで将来が見えないという不安が払拭出来ていないことを十分にくみ取り、農業者が安心して投資できる環境づくり、とりわけ安定性・継続性のある政策形成・運用を願うものです。
 一方、この夏は猛暑の七月、長雨の八月とまるで逆になってしまい、各方面で適期作業に大変なご苦労がありました。少しでも好天が続くことを願いながらの秋作業を迎えようとしております。適期作業、安全作業で少しでも品質・収量の確保に努めていただき、秋の農作業が無事終えられますことをお祈り申し上げます。そしてそのあとには、今後の経営展望を、農地集積・集約も含めて考え、地域での話し合いを進めていただきますようお願いいたします。

平成29年9月

                公益社団法人 みやぎ農業振興公社
                     理事長 髙橋 正道

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