キュウリワクチン接種接木苗(ZYMV)の取扱について

 

 キュウリ栽培では全国的にズッキーニ黄斑モザイク病が問題となっています。宮城県内でも、夏秋栽培や抑制栽培において近年その被害が増加傾向にあります。
 この病害は、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)によるもので、アブラムシによって媒介されます。感染すると、商品価値が劣る奇形果実や急激なしおれ症状(急性萎凋症)が発生することもあり、激しい場合は枯れてしまいます。
 
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 最近の研究開発により、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス弱毒株(ワクチン: 商品名:“京都微研”キュービオZY-02 (株)微生物化学研究所)を育苗の段階で接種しておくと、被害が大幅に軽減できるようになりました。
 このワクチン接種苗を使用することにより、宮城県内においてもZYMVの被害を軽減する効果が期待されます。
 そこで、このワクチンを接種したキュウリ接木苗の生産・供給を平成28年7月から開始しました。
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※苗の取扱いは農協が窓口となりますので最寄の農協にご注文をお願いします。
 
詳しくは、下記ファイルをダウンロードしてご確認下さい。
 
キュウリワクチン接種接木苗(ZYMV)の取扱について (PDF)

 

お問い合わせ先

原種苗部園芸班まで
TEL:0223-24-6231